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三菱電機が主導する「三位一体」:東芝、ロームと連携しパワーチップ事業を統合、世界一を目指す

三菱電機が主導する「三位一体」:東芝、ロームと連携しパワーチップ事業を統合、世界一を目指す

智通财经智通财经2026/07/17 07:06
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著者:智通财经

三菱電機(Mitsubishi Electric Corp.)は、遅くとも9月までに東芝(Toshiba Corp.)およびローム(Rohm Co.)と三社のパワー半導体事業を統合することで合意を目指しています。

ジートン財経APPによると、三菱電機(Mitsubishi Electric Corp.)は、競合の東芝(Toshiba Corp.)およびローム(Rohm Co.)と合意を目指しており、遅くとも9月までに三社のパワー半導体事業を統合する計画です。

この動きにより、世界の電子サプライチェーンで最も成長が著しい分野に位置する三大主要サプライヤーが統合されます。AIインフラ建設ブームの進展に伴いパワーチップの重要性は一層顕著となっており、Nvidia Corp.の次世代Vera Rubinプラットフォームなど高度化・消費電力増のシステムが登場する中、電力制御チップの中核的役割が高まっています。

三菱電機のCEO漆間啓氏はインタビューで「我々の目標は、販売・製造・研究開発を統合し、強力な単一企業体を構築することです」と述べています。三社は現在、契約の詳細条件を詰めて調整を進めており、「遅くとも9月までには合弁会社設立計画を公表したい」としています。

日本経済産業省は長年、国内半導体メーカーの統合を推進してきました。これは独Infineon Technologies AGなど海外ライバルとの競争力強化のためです。Omdiaのデータによると、Infineonは世界パワー半導体市場の2割近くを占め、三菱電機・東芝・ロームはいずれも他製品ラインを多く抱えながらも、それぞれのシェアは5%未満にとどまっています。

パワーチップは自動車、データセンター、産業用ロボット、家電などさまざまな電子機器の電力制御・変換に利用されています。ロジックチップほど華やかではありませんが、戦略的に重要な存在です。一度不足すれば、日本の省エネ化の取り組みや国内産業企業の拡大計画にも影響を与えかねません。

今年3月、三菱電機・東芝・ロームは半導体事業統合に向け協議開始を発表していました。それ以前には、ロームが自動車部品サプライヤーDenso Corp.から買収提案を受けていましたが、Densoは後にその申し出を取り下げていました。

漆間氏は、3社のパワーチップ事業を統合した新会社は市場シェア首位も狙えるとしています。「プレイヤーが多すぎることで資源の浪費になっていたが、ロームや東芝と組めば研究開発が効率化され、チップの付加価値も向上する」と述べ、「強者連合でグローバルな競合とも真正面から戦える」とし、三菱電機が新会社の運営主導権を持つことでも基本合意しているようです。

シニア業界アナリストの若杉勝弘氏と吉田達夫氏は、三菱電機・ローム・東芝のパワー半導体事業統合には戦略的な意味があると指摘します。ロームと東芝は分離型半導体市場のシェアがそれぞれ2~3%と小さく、InfineonやTexas Instrumentsといった大手と競うには力不足です。自動車メーカーや部品サプライヤー、産業用機器顧客向け販売拡大を目指すなら、三菱電機が有力なパートナーです。

漆間氏は、新会社がどのような製品を供給するかが大きな課題だと説明します。東芝とロームは新会社がコンバーターやドライバーなど様々なアナログチップをカバーし、既存顧客への供給を続けることを要望していますが、三菱電機は新会社がパワーチップに特化することを望んでいます。

現場レベルの議論が行き詰まる中で、三社の経営トップが直接会談し合意形成を模索しています。「果てしない議論では得られるものが限られる。どこかで正しい判断を下し実行に移す必要があります」と漆間啓氏は語っています。

日本政府はチップ企業の統合を後押しするため、パワーチップ企業が補助金の対象となるには少なくとも2000億円(約12億ドル)規模の、他社を巻き込む投資が必要だとしています。一方、岸田文雄首相が主導する国内半導体製造政策の枠組みのもとでは、他の半導体プロジェクトの投資基準は300億円です。

漆間氏はこの門戸が高すぎると指摘します。世界で生産能力拡大競争が続くなか、三菱電機は現時点で半導体事業を通じた政府支援を受けていません。政府は次世代半導体製造を目指すスタートアップRapidus Corp.には数十億ドルもの補助金を投じています。海外でこうした支援を受ける競合企業に対抗するためにも、政府補助金は不可欠との考えです。

「このような支援が無ければ、合弁会社を設立しても競合よりコストが高くなってしまう。我々はただフェアな競争環境を望むだけです」と語っています。

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免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。

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