EUR/GBP価格予想:0.8580を下回って推移、下落はこれまで限定的
ユーロ(EUR)は木曜日に英国ポンド(GBP)に対して反落し、3日間の上昇後に小幅に下落しています。EUR/GBPは7月下旬の高値0.8586を下回ったままで、執筆時点で0.8575で取引されていますが、下落の動きはこれまでのところ抑えられています。
ユーロ圏のデータは木曜日に支援材料となり、ドイツの製造業受注は6月に3.1%増加し、市場予想の0.3%や5月の下方修正された0.3%を大きく上回りました。
ポンドに関して、RabobankのFXストラテジストは、「今年、イングランド銀行(BoE)の政策見通しが据え置き方向に再評価されたことと、10月の予算案を前にした緊張感により、夏の終わりにかけてポンドへの下押し圧力がかかる可能性がある」と述べています。
この状況の中、Rabobankは引き続きクロスにバリューを見出しており、「0.8550付近への押し目ではEUR/GBPの買いを推奨する」とし、「直近高値0.8588を上抜けすれば、上値余地が拡大する可能性がある」と付け加えています。
テクニカル分析:0.8586を突破できなければ弱気筋後押しか
テクニカル面では、EUR/GBPは0.8576で取引されており、モメンタム指標は強気の勢いが弱まっていることを示しています。相対力指数(14)は50の中間ラインに向かってトレンドしており、移動平均収束拡散(MACD)指標はゼロ付近で推移しており、強気の勢いはあるものの不確実であることを示唆しています。
強気筋は7月29日・30日高値である0.8586のレジスタンスを突破し、ポジティブなトレンドを確認して6月下旬の安値0.8605付近を目指す必要があります。一方で、突破に失敗した場合は、8月4日・5日安値の0.8560~0.8565付近を割り込み、7月31日に記録した安値0.8540付近(ダブルトップのネックライン)を狙う展開となる可能性があります。
下方向では、最初のサポートが0.8548、次いで0.8529および0.8510が下値の需要ゾーンとなり、その下に0.8419や0.8327といったより深い構造的レベルが控えています。上方向では初動レジスタンスが0.8587、その後0.8606が控えており、これらを明確に上抜けすれば、0.8730や0.8741に向けた上昇も想定され、さらに0.8790や0.8863の強い抵抗が上値拡大を制限するとみられます。
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