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XRPの取引所準備残高が減少も、強気サインはなお力不足

XRPの取引所準備残高が減少も、強気サインはなお力不足

Yellow_mediaYellow_media2026/07/10 09:33
著者:Yellow_media

XRP (XRP)は、直近の売り圧力こそ後退しているものの、需要の弱さや市場参加者の減少、オンチェーン活動の低迷が続き、説得力ある相場回復にはなお至っていない。

注目ポイント

  • 先物建玉(オープン・インタレスト)は、5月の10億ドル超から約7億7,350万ドルまで縮小。
  • BinanceのXRP準備残高は約26億2,000万XRPまで減少、クジラから取引所へのフローは直近82件に低下。
  • 売り圧力の低下にもかかわらず、需要回復や新規スポット資金の流入、明確な強気転換シグナルは確認できず。

XRP需要の弱さが鮮明に

取引所全体のオープン・インタレストは約7億7,350万ドルまで縮小し、5月に1,000億ドル超(原文ママ:10億ドル超)を付けた水準から大きく後退した。レバレッジを用いた投機的ポジションが縮まり、リスクテイク姿勢が明らかに弱まっている。

最大手のBinanceでも、XRPのオープン・インタレストは約3億5,060万ドルまで低下した。

レバレッジ低下は強制ロスカット由来の乱高下を抑える効果がある一方で、それ自体が市場参加の減退を映す側面もある。実際、XRPの時価総額は約108億9,000万ドルまで縮小しており、新規資本の流入が乏しい状況が続いている。

取引額に対するネットワーク価値(NVT)比率の高止まりも警戒シグナルだ。オンチェーン取引活動が十分に伸びておらず、現在のバリュエーションを裏付けるだけの利用実態が伴っていないことを示唆している。

Binanceが保有するXRP準備残高も約26億2,000万トークンまで減少し、即時に売りに出し得るコインの絶対量は目減りしている。短期的な売り圧力を和らげ得る要因ではあるものの、これだけで「投資家が着実に買い増している」と判断するのは早計だ。

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XRP反発シグナルの現状

クジラ(大口投資家)から取引所への送金フローは、散発的な急増こそ見られるものの、全体としては低調だ。7月初旬の約2万7,000件近辺から、直近の読みではわずか82件まで急減している。

この低水準は、大口保有者が大量のXRPを取引所に移し、一気に売り浴びせる直近リスクを和らげるものの、市場全体の需要不足という構図を解決するものではない。

より持続性のある反発には、価格と歩調を合わせたオープン・インタレストの底打ち・安定に加え、スポット市場への新規資金流入、そしてオンチェーン活動の活性化が必要になる。バリュエーションと実際の利用状況のギャップが縮まり、ファンダメンタルズが価格を正当化できる水準に近づくことが求められる。

こうした条件が整うまでは、取引所準備残高の減少やクジラ送金の鈍化は、売り圧力を一定程度抑える材料にはなっても、「買い手優位への決定的なトレンド転換」を裏付けるものとは言い難い。

直近データは、レバレッジ解消(デレバレッジ)や資本参加の後退、ネットワーク利用の鈍化といった形でXRPの市場構造の脆弱化が進んでいる一方で、今すぐ売り出せるトークン量は減っているという、ややちぐはぐな局面が続いていることを浮き彫りにしている。

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