日本の通信・情報技術企業であるNTT Docomo Businessは、CodelcoのEl Teniente銅鉱山(制御センターから約1,500 km離れた場所)における機器の遠隔操作を、次世代の光通信ネットワークが安全にサポートできるかどうかを判断するための調査を開始しました。
この調査および概念実証は、日本の総務省の委託により、地下鉱山とRancaguaにある遠隔操作センターをNTTのInnovative Optical and Wireless Network All-Photonics Network(IOWN APN)で接続します。
本プロジェクトでは、大容量・低遅延のネットワークが重機の遠隔操作、高精細ビデオ監視、操作センターの統合、および新しい遠隔操作モデルを支援できるかどうかを評価します。
「この取り組みを通じて、NTTは銅鉱山業界の安全性および運用効率の向上を目指すとともに、IOWN APNの新たなユースケースを鉱業セクター全体で創出していくことも目標としています」と同社は述べています。
高まる緊急性
このプロジェクトは、世界最大の銅生産者であるCodelcoがEl Tenienteで増大する運用上の課題に直面している中で始まりました。今週初め、同鉱山の労働組合はAndes Norte区画の開発が最長2年間停止する可能性があると述べており、世界最大の地下銅鉱山の生産課題がさらに深刻化し、既に逼迫している世界の銅市場がさらにタイト化しています。
Codelcoによると、拡張停止の決定は、過去6か月間の地質調査の結果、従来の想定以上の地震リスクがAndes Norteの深部プロジェクトで判明したことを受け、作業員の安全確保のため開発を中断したものです。
安全性と運用効率の向上は、Codelcoにとって重要な経営課題となっており、地下のリスクへの作業員の曝露を減らすとともに、熟練した重機オペレーターの不足に対応しようとしています。試験に成功すれば、鉱業業界全体で光ネットワーク技術の活用が拡大する可能性があります。NTTは、他の鉱業およびエネルギープロジェクトにも本試験の知見を応用し、NTT Inc.と協力してIOWN技術のグローバル展開を進める計画です。



