米ドル:データ依存のFRBが上値を抑制―OCBC
OCBCのChristopher Wong氏とSim Moh Siong氏は、米国のインフレ鈍化やFRBの対応方針に対する議論が、FRBが引き続きデータ重視である中で、米ドルの上昇モメンタムを弱めていると指摘しています。今後発表される米国の雇用統計は政策の方向性を決定づける重要な要素と見なされています。米国経済の持続的な強さは、最終的にFRBの引き締めリスクを再び高め、今後1〜2四半期にわたって米ドルのやや強気な見通しを支えると予想されています。
FRBのリスクと米ドルの見通し
「FRBは依然として強くデータ重視の姿勢を保っています。6月に発表されたインフレ指標が良好だったことで、政策立案者はさらなる証拠を待つ余地が生まれました。同時に、FRBの対応方針が変化したかどうかという議論が拡大しており、それが米ドルの上昇モメンタムを失わせる要因となっています。」
「市場では、原油価格の下落、実質金利の低下、そして米ドルの軟化にベットする動きが拡大しています。Goldがこの取引の先導役となっています。しかし、米国の経済データが引き続き堅調であれば、最終的にFRBの引き締め懸念が再燃し、米ドルをサポートする可能性があります。」
「足元ではモメンタムが改善しており、今週金曜日の米雇用統計の発表が、利回りの低下や米ドル、Goldの上昇傾向が持続するかどうかの鍵となります。」
「とはいえ、FRBは過去5年以上にわたりインフレ目標を達成できておらず、仮に最近の物価圧力が外的要因によるものであったとしても、進展の欠如を改めて容認することは考えにくいと思われます。そのリスクを常に念頭に置いています。今後発表されるデータ、特に金曜日の雇用統計はFRBの次なる動きを決定づける上で極めて重要なものとなります。米国経済の持続的な強さは最終的にFRBの引き締めリスクを再び意識させ、今後1〜2四半期の米ドルやや強気見通しを裏付けるでしょう。」
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