世界の中央銀行の金準備の時価総額が、金利調整後のドル準備を初 めて上回る
出典:環球網
【環球網財経総合報道】Bloombergの報道によると、BloombergマクロストラテジストのSimon White氏は、世界の中央銀行が保有する金準備の価値が、評価調整後のドル資産準備規模を初めて上回ったと指摘した。この重要な出来事はブレトン・ウッズ体制II時代に起こり、国際通貨基金(IMF)が1990年代末から関連データを発表して以来、初のことである。
これまで市場では「金準備がドル準備を上回った」との報道が何度もされてきたが、当時引用されていたのはIMFが公表した名目上のドル準備額で、約7.5兆ドルが計上され、その中にはドル資産の利息収益の累積も含まれていた。今回の分析では方法論が異なっている。ドル準備から利息収益を除外し評価調整を行った結果、約4兆ドルとなり、名目値の半分強となった。この基準では、金準備の価値が初めてドル準備を超え、ドルの支配的地位における更なる実質的転換点を示している。
この調整後の数値は、各国中央銀行によるドル資産への「自主的な需要」をより的確に反映している。データによれば、2014年に公式ドル準備規模がピークを迎えて以降、調整後のドル準備価値は累計で約15%減少している。一方、新興市場の中央銀行を中心に世界の中央銀行が保有する実物金(トン換算)は、同時期に約15%増加している。Simon White氏は、各国中央銀行によるドル資産への実質的な需要が着実に減少していると分析している。
データによると、世界貿易におけるドル建て決済の割合は近年約40%にまで低下し、ドル建てのクロスボーダーローンが世界総量に占める比率も60%まで減っている。Simon White氏は、ドルの衰退は劇的な瞬間の突然の崩壊ではなく、ポンドが基軸通貨の地位を失ったように、一連の重要な出来事を通じてゆっくりと進行していくだろうと述べている。(陳十一)
編集責任者:朱赫楠
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