米国10年債利回りは堅調、堅調な経済指標がFRBの金利維持観測を後押し
米国債利回り、力強い経済指標で反発
水曜日、米国債券の利回りは全般的に反発し、10年債利回りも序盤の下落から回復しました。堅調な経済指標により、今年を通じて金利が据え置かれるとの期待が高まりました。
雇用・小売指標の好結果でFRB利下げ期待が後退
3月のADP雇用統計は62,000人の新規雇用を記録し、予想の40,000人を上回ったものの、2月比では4,000人下回りました。また2月の小売売上高は前月比0.6%増となり、7か月ぶりの大幅な伸びとなりました。この結果は予想0.5%増や1月の0.1%減少を上回りました。
ISM調査によれば、3月の米国製造業は拡大し、また工場の投入価格はほぼ4年ぶりの高水準に達したと伝えられています。
FRB当局者、2%インフレ目標維持の姿勢を強調
連邦準備制度(Fed)の指導者らは2%のインフレ目標を達成するための姿勢を改めて強調しました。総裁のMichael Barr氏は継続的な取り組みの必要性を指摘し、リッチモンド連邦準備銀行のThomas Barkin氏はインフレ期待の上昇が行動を促す可能性に警鐘を鳴らしました。セントルイス連邦準備銀行のAlberto Musalem氏は現行政策について「ニュートラルレンジの下端で適切に位置付けられている」と述べ、供給面の混乱がインフレリスクとなるとも警告しました。
米ドル指数(DXY)は主要6通貨に対し0.27%減の99.58となり、金価格の下支えとなっています。
また、米国金融市場の5年先インフレ期待は、5年ブレークイーブンインフレ率に基づき前日2.57%から2.54%へ低下。10年ブレークイーブン率も2.31%から2.3%へ小幅低下し、市場は中期的なインフレの鈍化を見込んでいます。
市場の注目は米雇用統計に移行
木曜日には新規失業保険申請件数やFed当局者の講演が予定されています。金曜日は3月の非農業部門雇用者数(Nonfarm Payrolls)発表と米国祝日が重なり、注目が集まります。
米10年債のパフォーマンス
米10年債利回りの日足チャート
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