
EURUSD:CPI鈍化、ブレイクアウト待ち — MA収束
7月のCPIは、EUR強気派が望んでいた通りの内容となりました。総合インフレ率は3.4%に鈍化し、コアCPIは2.5%に低下、トレーダーが見込む9月の利上げ確率も42%まで下がりました。しかし、EURUSDは利益をほとんど維持できず、下落に転じました。強気材料に対して相場が上昇しない場合、そこには重要な示唆があります。
📊 セットアップ

EURUSDは1.1522付近で取引されており、1.1563に向けた上昇を維持できなかった後、1.1503〜1.1545の間で縮小する42pipの範囲にとどまっています。4時間足チャートでは、移動平均線のスプレッドがここ数週間で最も狭い水準まで収束しています。これは通常、ボラティリティの拡大に先行する典型的な収束パターンです。
このペアは方向性を決める局面にあります。収束状態が長く続くことはありません。
🌍 なぜ今なのか
CPIデータは相場を動かす材料になるはずでしたが、そうはなりませんでした。総合インフレ率は3.4%(3.5%から低下)、コアインフレ率は2.5%(2.6%から低下)に鈍化し、7月のエネルギー価格は1.5%下落しました。いずれもコンセンサス通りでした。マーケットの反応は限定的で、米国債利回りが低下し、FRBの利上げ確率も42%まで下がった一方、ドル指数は根強い地政学的リスクと安全資産への資金流入に支えられ、重要な100付近を堅調に維持しました。
次の材料となる米国PPI、ユーロ圏のインフレ指標、EU鉱工業生産によって、ついにこの範囲からのブレイクが起こる可能性があります。
🎯 重要水準&シナリオ
強気トリガー:4時間足が1.1545を上回って決済し、その水準を維持すれば、1.1563と心理的節目の1.1600に向かう道が再び開かれます。
弱気トリガー:4時間足が1.1503を下回って決済したことが確認されれば、短期的な強気構造が崩れ、1.1480と1.1450が目標となります。
⚠️ リスク見通し
この収束パターン自体に方向性はありません。値動きが近づいていることは示しますが、方向までは示しません。1.1545を回復しても上昇が続かなければ、再びダマシのブレイクアウトとなる可能性があります。一方、ボリュームが少ない状態で1.1503を下抜けても、勢いに欠ける可能性があります。ヒゲではなく、決済に注目してください。
EURUSDは値動きが収束しています。CPIでは範囲をブレイクできませんでしたが、MAの収束は本格的な値動きがまだ先にあることを示しています。先回りして取引するのではなく、4時間足が1.1503〜1.1545の範囲外で決済するのを待ち、その方向に追随することが重要です。
本分析は教育目的のみで提供されるものであり、金融アドバイスを構成するものではありません。
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